「低い利益率」を乗り越えたあの名古屋銘菓の勝因 いかにコストをかけずにリピーターを増やしたか
事前準備④ リピーターを増やす同梱物強化
ECサイトの構築と導入ができたら、次に行うべきことはリピーターの獲得です。
「鯱もなか」が駅や空港、名古屋城などの売店に販路があるのは、古くからのお取引先の皆様のおかげです。この状態で事業を引き継げたことを先代に感謝しなくてはなりません。
一方で、直売ではないため、利益率が低くなってしまうのが難点と言えます。
できるだけ多くの商品を売ることで利益が得られますが、そのためには製造に関わる人員が必要ですし、在庫を切らさないように毎日製造して納品しなくてはいけません。ここがまさに、先代が苦しんでいた部分です。
いかにコストをかけずにリピーターを増やせるか。どうにかしてLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を上げられないものか。
考えあぐねた末に閃いたのが、商品に広告機能を持たせることでした。
低利益の商品をただ売り続けるのではなく、一度「鯱もなか」を買ってくださったお客様に再び帰ってきてもらえるような仕掛けを施してはどうだろうか?


















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