ほかにも友人が推し活をしているという70代の男性(千葉県)からは「本人はとても良い人なのですが、生涯生活設計と言う観念も無く、遺産相続がAKBの興隆期と重なったのが不運だったのか、全てを推し活に注ぎ込んでしまい、生活破綻目前になっているようだ」という回答もあった。
推し活によって活力を得ているという回答も多数寄せられた一方で、費用負担が幅広い世代で問題化している実態が浮かび上がってきた。
推し活と一口に言っても対象はさまざまだ。そこでお金の使い道を質問してみると、最も多かったのがグッズの購入費だった。次いでイベントの参加費、CDやDVDなどの購入費という順に回答が多かった。
自由回答からは、より具体的な支出の実態がわかってきた。「乃木坂46のファンであるため、ライブの交通費やイベント限定のグッズ、オンラインサロンでの投げ銭等が負担が多いと感じる」(40代男性)。
「BTS 来日時のハイタッチ会など。多くCDを買ったほうが当選率が上がるので、アルバム3枚購入しましたが落選。300枚購入した方もいて、そこまでは買えないと線引きはしています」(40代女性)などの回答があった。
「推し活」の光と闇
さらに、東洋経済ではアンケートの回答者に「推し活で困っていること」を自由回答で質問した。すると、こんな回答が寄せられた。
「推し活の為に借金もしており、かなりの負担」(自身が推し活をしている30代男性)
「アイドルグループ、スノーマンのコンサートに行っては、凄い量のグッズを買ってくることが負担に感じる。学校よりも推し活優先になっている」(子供が推し活をしているという50代男性)
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