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ガザで「光」を見たイラク人10年ぶりの救出劇 ユダヤ教の「ハヌカ」を期に振り返る苦難の物語

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家族を失った悲しみ、平和な故郷を陵辱された怒り、失われた自らの10年間を振り返り、様々な感情に苦しめられている。2人の子どもとは、ずっと会えていない。

「ハマスはISと同じです」

ファウジアさんの証言によると、ガザ地区には奴隷として売られたヤズィディ教徒が他にもいるという。

「拉致されて今も人質になっているイスラエルの方々が、1日も早く家に帰られるよう願っています。彼らがどのような日々を過ごしているのか、私にはわかるからです」

ガザ侵攻がもたらした救出劇

イスラエルがガザに地上侵攻しなければ、ファウジアさんが助かることもなかった。ISから救出されるのは稀なケースだった。『THE LAST GIRL』(東洋館出版社)を著したヤズィディ教徒のナディア・ムラドさんもISに性奴隷として誘拐された後、九死に一生を得た1人だった。

その後、同胞を救出する活動を続け、2018年にノーベル平和賞を受賞している。

ガザ地区のどこかに、今もハマスに拉致されたままの人が100人いる。ハヌカ祭を迎えるにあたり、イスラエルでは、闇を駆逐する神の光が今の時代に現れるよう、祈りが捧げられている。

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