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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「推しの子」舞台地に"神の町"が選ばれた深い理由 宮崎県「高千穂町」が秘める"すごいポテンシャル"

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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さらに、『【推しの子】』聖地巡礼スポットとしても有名な、前述の「荒立神社」。天孫降臨の際に、神々を案内した猿田彦命(さるたひこのみこと)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)が結婚して住んだ地といわれ、天鈿女命は、歌、舞いや芸能の神として祭られていることから、ここが「芸能活動にご利益のある神社」とされていました。

荒立神社は、踊りの名手・天鈿女命を祭ることから、「芸能にご利益がある」とされている(筆者撮影)

そして、これら神社の多い高千穂でもその中心にある「高千穂神社」。高千穂神社は、瓊瓊杵尊などの神々を祭神とする神社で、高千穂郷八十八社の総社です。神社本殿と、鉄造の狛犬が国の重要文化財に指定されている、由緒あるお社です。

縁結びや夫婦円満にご利益があるとされている高千穂神社(筆者撮影)

どこも神聖な雰囲気で、非日常の気分を味わえるスポットとなっています。

また、名勝天然記念物にも指定されている「高千穂峡」に行くには、その高千穂神社から、渓谷に向かって坂道を下りていきます。谷底にあるのが「真名井の滝」で、渓谷に流れ込む豪快な滝の様子は、ボートに乗れば下から間近に見ることができます。行くのは少し大変ですが、必見のスポットですね。

高千穂峡で迫力ある滝を間近に望む(筆者撮影)

他に代えがたい「高千穂あまてらす鉄道」の魅力

そしてもう1つ、高千穂に来たら必ず訪れたい場所が、『【推しの子】』舞台地、荒立神社のすぐそばを通る「高千穂あまてらす鉄道」です。

「鉄道」といっても正式な鉄道ではなく、かつて鉄道だった線路を活用して、そこにトロッコ列車を走らせるという、いわゆる「保存鉄道」としての観光列車です。

もともとは延岡市から高千穂まで走っていたかつての高千穂鉄道(旧・国鉄高千穂線)で、2008年に廃止された線路の一部(末端の5.1キロ)を使って、2013年からトロッコ列車を運行しています。

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【今でも当時のままの時刻表や車庫が残る】

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