やる気のない部下の「目の色が変わる」指導法3つ 子どもに宿題をさせることとよく似ている

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例えば、仕事の期限が遅れている人に対して、残業してでもやる必要があると伝える時、しっかりと伝える必要があるものの、どうしてもネガティブな話になりがちです。

そんな時は、仕事の価値自体をネガティブに伝えないことが大切なので、「面倒な仕事だけど、なんとか期日までに終わらせてね」といった伝え方はしない、ということです。

そうではなく、その仕事が持つ「意味」を明確に伝えた上で、「期日までに頑張ろう」と励ますように伝えるといいでしょう。

日々の業務の中で忘れがちな「思い」

日々の業務をこなしている中では、往々にして、仕事の「意味」や「価値」、その仕事が持つ「可能性」や、エンドユーザーに届けたい「思い」といったことを忘れがちです。

『Unique Piece あなたの価値の育てかた』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

でも、それらは本質的にどんな仕事の中にも存在します。その部分を見ることができず、伝えることができないリーダーは、チームのマネジメントにおいてかなり苦戦するのではないでしょうか。

自分はエンドユーザーにどのような商品やサービスを提供する会社やチームのリーダーなのか?

その仕事にはどのような社会的な意義があるのか?

そうした自分自身が置かれている立場や責務に常に意識的であるからこそ、部下やメンバーに1つひとつの仕事の「意味」と「価値」を伝えることができます。

また、そこにリーダーとしての言葉の重みや、受け手の「納得感」などの差も生じるのだと思います。

たとえネガティブなことを伝える時でも、仕事自体をネガティブに伝えないようにする――。リーダー職にある人は知っておいてほしいと思います。

池本 博則 株式会社ユニークピース代表取締役社長

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いけもと ひろのり / Hironori Ikemoto

徳島県吉野川市出身。2003年、株式会社毎日コミュニケーションズ(現:株式会社マイナビ)に入社。10年以上に渡り、新卒採用支援を手がける。2015年に営業統括部長として新卒採用領域で、マイナビが様々な指標で業界No.1と評価の出来る成果を達成! その年のマイナビ全社顕彰年間MVPと社長賞を受賞する。2016年に執行役員に就任し、既存事業の立て直しと新規事業の設立を担当。2017年に国内唯一の総合農業情報サイト「マイナビ農業」を立ち上げ、数多くの農業振興に携わることで、労働市場における社会課題に向き合う。

その後、農業におけるマッチングアプリ「農mers」(グッドデザイン賞2019受賞)や、一次産業総合求人サイト「マイナビ農林水産ジョブアス」といった新サービスを開発。2023年5月、マイナビ生活20年目の節目に円満退職。2023年6月、株式会社ユニークピースを創業。ママのための人材サービス「ママアイ」や学生向けスクールウェア提供サービス「ガクユニ」など幅広い領域でユニークな自社サービスを提供する傍ら、多くの企業の事業開発支援などコンサルティングも提供し、現在に至る。

座右の銘は「NEVER STAND STILL」-決して立ち止まらない-

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