【産業天気図・スーパー/コンビニ】制度改正も逆風で07年度も先行き不透明。業界再編が加速へ

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スーパー、コンビニは厳しい環境が続く。10月までスーパーは10カ月連続で前年割れ。コンビニは4カ月連続だが、6月のたばこ値上げ前の駆け込み需要による増加を除けば、27カ月連続で前年割れが続いている。天候不順のうえ、少子高齢化の影響が徐々に出始めた。客単価は改善傾向にあるものの、客数の減少で売り上げ増までには結びついていない。一部客数を伸ばせる企業が単価上昇の恩恵を受けており、今後も企業間格差が拡大しそうだ。
 来春に容器リサイクル法改正、来秋には郊外出店が難しくなるまちづくり三法の改正など、小売業にとっては逆風となる法律改正が続く。今後、消費税率引き上げの議論が活発化することも確実で、07年度もスーパー・コンビニは厳しい局面が続きそう。全体のパイが縮小に転じる中、業界再編が加速する可能性が高い。特にコンビニは一部大手や中小にM&Aのうわさが絶えない。
【並木厚憲記者】


(株)東洋経済新報社 会社四季報速報プラス編集部

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