アク抜き・炒め煮不要!超簡単「ネオ豚汁」の凄み 決め手のごぼうはささがきにしなくて大丈夫

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シン・定番ごはん 豚汁
アクが気になれば取り除きます

基本的には鮮度のいい豚肉を使えばアクはあまり出ないので気にしなくても大丈夫。

シン・定番ごはん 豚汁
あらかじめ酒粕を水で戻しておけばこの作業は不要です

煮汁が沸いてきたら酒粕に70mlほど注いでおきます。この工程で酒粕がやわらかくなり、後から溶きやすくなります。

シン・定番ごはん 豚汁
ここで加えるみそは下味の役割があります

半量のみそを溶き入れ、弱火で10分煮込みます。この段階ですべてのみそを加えると香りが飛んでしまうので、最初に半分入れ、仕上げにもう半分加えるのが基本です。

シン・定番ごはん 豚汁
酒粕やみそを溶くときは小さな泡だて器があると便利です

10分経ったので大根の硬さを確かめます。硬ければさらに2〜3分煮込み、やわらかくなっていれば火を止め、残りのみそと酒粕を溶き入れたら出来上がりです。みそは製品によって塩分が異なるのでここで味見をしましょう。しょっぱければ水を足し、物足りなければ醤油で調整します。

シン・定番ごはん 豚汁
好みで七味唐辛子などを振ってもいいでしょう

酒粕を入れることでぽってりとした味わいになります。具材が多いので顆粒だしなどを加える必要はありません。逆にうま味が多すぎるとクドい印象になり、すっきりとしたおいしさがなくなってしまいます。適度な塩味、適度な脂分、適度なうま味を知るのに豚汁はぴったりの教材かもしれません。

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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