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斎藤知事、逃げ切れても「残される"2つの疑念"」 「公職選挙法違反」疑惑は、ほぼ"ノーダメージ"?

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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筆者は、金額を見て「かなり安いな」と思った。費目にはSNS運用に該当するものはないが、他の費目に潜り込ませて請求していたとは、考えづらい。

折田氏がnoteで語っているような業務を有償で請け負ったとしたら、少なくとも上記の5倍は請求しないと割に合わないだろう。

斎藤知事側の主張では、SNSの運用は「斎藤陣営が主体となって運営」し、街頭演説については 「折田さんはボランティアとして個人で参加された」と主張している。代理人である奥見司弁護士も「5項目以外の活動はボランティアの一員として行われたもので、報酬の約束や支払いはなかった」と説明している。

折田氏のnoteでは、「広報全般を任せていただいた」と語っており、その内容が事細かに説明されている。

斎藤知事側の主張とは食い違うが、代理人弁護士は折田氏のnoteの内容について、「事実である部分と、事実でまったくない部分が記載されております」「“盛っておられる”と認識しております」と説明した。

「辻褄合わせだ」という批判は当然出てくるのだろうが、折田氏のnoteの内容が事実でないということを前提とすれば、実際に辻褄は合っているのだ。

「ネタバレ」されてしまった、斎藤知事の“SNS戦略会議”の様子(画像:merchu社長の公式Instagramより)

契約書が存在しないのも不自然ではないが…

斎藤知事の代理人弁護士は「(メルチュとは)口頭契約で、契約書として書面は存在していない」としている。

「本当に契約書はないのか?」という疑問はあるかもしれないが、70万円程度の業務で、しかも個人的な関係で仕事を依頼している状況を考えると、契約書を作成していなくとも不思議はない。

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【メルチュとは“連絡が取れない状態”とのことだが…】

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