副業を探す人が知らない「看板広告」意外な儲け方 病院の看板広告をやけにみかける納得の理由

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この野立て看板は、建物看板や電柱看板とは異なり、サイズや形などを比較的自由に決めることができます。

野立て看板の多くは、土地の所有者から看板を設置する土地の一部を貸してもらい、「年間掲出料」を払います。この「年間掲出料」は、家賃のように月々の支払いではなく、1年分の費用を一括で支払う年間契約をすることが慣例です。また、野立て看板も建物看板と同様、立地のよし悪しだけではなく、土地の所有者によって「年間掲出料」が異なることもあります。

建物看板と同様に、土地の所有者への設置交渉や年間掲出料の交渉は、あなたではなく、看板会社が行います。交渉を担う看板会社は、その地域の相場を知っているので、例えば土地の所有者が法外な「年間掲出料」を提示してきた時は、適正な価格になるよう交渉してくれる心強い味方となってくれます。

看板掲出ナンバーワンは病院

野立て看板に限らず、看板の掲出ナンバーワンは、病院と言われています。なぜなら、病院は医療広告規制により、例外を除き、一般の店舗や企業のように折込広告やポスティングをしたり、テレビCMを打ったり、WEB広告を配信することができないからです。

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その医療広告規制を守りながらできる広告手段のひとつが看板なのです。もちろん看板に載せる内容にもルールがあります。しかし、看板は情報を入れすぎない、詰め込みすぎないほうが視認性がよい看板となります。そのため、看板広告は病院にとって好条件の販促ツールなのです。

ある個人病院は、「誘導看板をいろいろなところにつけて、病院を周知したい」と四方八方からお客様を誘導するために、看板を多数掲出しました。

先生がひとりの個人病院だったとしても、6カ所の看板を掲出することだってあるのです。1カ所の年間掲出料が24万円だったとしても、年間の掲出料だけで、売り上げは144万円です。手数料を20%に設定していれば、利益は30万円弱。こうしたたくさんの看板を出しそうな病院との関係性を深め、お客様にすることができれば、毎年請求書を出すだけで、30万円弱の利益が獲得できます。

多くのお客様にアプローチし、1カ所ずつ契約することも安定収入を得るには必要ですが、病院をターゲットとし、「あの場所はどうですか?」 「この場所はどうですか?」とアプローチし、設置を増やしていくのも売り上げを伸ばすひとつの手です。

小宮 絵美 ひらり宣伝社 代表

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こみや えみ / Emi Komiya

短大卒業後、地元・広島県のシステム会社の営業を経て、広告代理店に転職。営業トップの成績を残すなど10年半のキャリアを積む。転勤族の夫と全国を転々とする中、広告代理店時代のお客様から「あなたにお願いしたい」とオファーを受け、2017年にひとり広告代理店として自宅起業。

その後、拠点を移しながら、東京・愛知・大阪・広島・福岡など5年で100社以上の顧客を抱えるまでに成長。大企業から個人商店まで幅広い顧客を担当し、紹介のみで業績を伸ばし続けている。

きのこ検定1級を取得するほどきのこ好き。

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