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「フロンクス/ヤリスクロス」コンパクトSUV比較 ともに都会的なスタイルだがグレード構成に差

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燃費性能的に、ヤリスクロスのハイブリッド車はかなりの優位性を持つといえる。なお、ヤリスクロスのNAエンジン車の場合、燃費性能はWLTCモード値2WD17.6~19.8km/L、4WD17.1~18.4km/L。こちらもフロンクスとさほど差がなく、ヤリスクロスは全タイプで高い燃費性能を誇っているといえるだろう。

フロンクスとヤリスクロスの走行性能について

ヤリスクロスに採用されているコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)(写真:トヨタ自動車)

走行性能について比較していく。フロンクスの1460cc・直列4気筒エンジンは、2WD車で最高出力74kW(101PS)/6000rpm、最大トルク135N・m(13.8kgf・m)/4400rpm。4WD車は最高出力73kW(99PS)/6000rpm、最大トルク134N・m(13.7kgf・m)/4400rpm。また、マイルドハイブリッド用の電動モーターは、最高出力2.3kW(3.1PS)/800~1500rpm、最大トルク60N・m(6.1kgf・m)/100rpmを発揮する。

一方、ヤリスクロスの1490cc・直列3気筒エンジンは、ガソリン車の場合で、最高出力88kW(120PS)/6600rpm、最大トルク145N・m(14.8kgf・m)/4800~5200rpmと、フロンクスのスペックを上まわる。一方、ハイブリッド車は、ガソリン車と同じエンジンながら、最高出力67kW(91PS)/5500rpm、最大トルク120N・m(12.2kgf-m)/3800~4800rpmとやや抑え気味。

ただし、これに走行用モーターの駆動力が加わるため、よりスムーズな走りを味わえる。なお、走行用モーターのスペックは、フロントモーターが最高出力59kW(80PS)、最大トルク141N・m(14.4kgf-m)。E-Four車に搭載するリアモーターは最高出力3.9kW(5.3PS)、最大トルク52N・m(5.3kgf-m)だ。

フロンクスのパドリシフト(写真:スズキ)

ちなみにフロンクスは、トランスミッションにスポーツカーなどにも採用される有段ギア仕様の6速AT(オートマチック・トランスミッション)を採用。MT(マニュアル・トランスミッション)車感覚でギアを任意に変速できるパドルシフトや、リニアなアクセルレスポンスを実現するスポーツモードなどと相まって、スポーティな走りを楽しむことも可能だ。

対するヤリスクロスは、トランスミッションに無段変速オートマチックのCVTを採用。ほぼショックのないスムーズな変速フィールとなる。やや変速ショックを感じることで、逆にスポーツカー的な乗り味を楽しめるのは6速ATを持つフロンクスのほうだろう。

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【両者ともに個性が光る、4WDシステムについて】

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