東大受かった子が実践「受験英語で勝てる」勉強法 試験で合否分ける英語、どうやって対策する?
英単語帳には、英単語の意味の下に「類義語」が書いてありますし、「言い換え表現」がまとまっているような参考書も多く存在します。
例えば東大合格した人の多くが使っている、『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』という英単語帳では、同じような意味・同じ分野の英単語がまとまって載っています(ちなみにこの英単語帳は、僕の体感では約半分の東大生が使っている、とても有名な参考書です)。
ただ勉強する際に気をつけるだけでなく、友達と「英単語の言い換えゲーム」をしている東大生も多かったです。「1分以内に、likeの言い換えをいちばん多く考えられた人が勝ち!」といったゲームですね。そこで、思いついたものをみんなでシェアすることで、「そっか、こんな言い換えも考えられるんだな」と学ぶことができます。
言い換えが有効な理由
なぜ、この「言い換え」の勉強法が有効なのでしょうか?
それは、英語の選択肢問題は、そのほとんどが「言い換え」でできているからです。例えば、「主人公はどうやって登校しているでしょうか?」という問題があったとして、文章中でその答えが「bus」と出てきたとします。これを基にして選択肢を作る場合、そのまま「bus」という英単語を使ってしまうと、答えがすぐにわかってしまいますよね。
それを踏まえて、英語の試験ではこんなふうに問題が作られる場合が多いです。
2 subway
3 on foot
4 taxi
答えは「1」ですね。
「2」は「地下鉄」、「3」は「徒歩」、「4」は「タクシー」なので全部違いますよね。「1」は、「公共交通機関」であり、バスも「公共交通機関」の1つです。ですから答えは1になります。
このように、英語の試験で問題が出題されるときには、「言い換え」を使って問題が作られています。言い換えがわかれば、問題の答えもわかるようになるというわけですね。
さて、「言い換え」には2つの種類があります。1つが抽象化で、もう1つが具体化です。
・ビル・学校の校舎・家 →建物
このように、より広い概念で言い換えることを抽象化と言います。例えば今回は、「バス」という具体的なものを、抽象的に言い換えて「公共交通機関」としていました。
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