東大受かった子が実践「受験英語で勝てる」勉強法 試験で合否分ける英語、どうやって対策する?

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また逆に、具体的に言い換えている場合もあります。


・チョコのお菓子 →チョコクッキー・チョコケーキ
・大きな建物 →ビル・学校の校舎・ホテル


このように、より狭い範囲で言い換えることを具体化と言います。今回の「バス」は、選択肢でもっと具体的に「A駅からB駅を結ぶ公共交通機関」と書かれている場合もあります。

英語の試験では、基本的にはこの2種類の言い換えを駆使して問題が作られています。これは、高校入試、大学入試、英語の資格試験でも全部同じです。ただ単語を覚えるだけではなく、具体的または抽象的に言い換えられる必要があるわけですね。

英語の文章が読みやすくなる

またもう1つ、パラフレーズの勉強が有効な理由があります。それは、パラフレーズを覚えておくと英語の文章が読みやすくなるというものです。

例えば英語の文章は、繰り返しの表現を嫌うと言われています。「Tom」という人の話をするとき、最初は「Tom」と言っていたのに、次の行ではトムのことを「He=彼」と表現し、その次の行では「The boy=あの男の子」、さらにその次では「The tall man=あの背の高い人」というふうに表現が変わることが多いです。同じ人の話をするときにも、「Tom」という表現を換えていくのです。

このようなパラフレーズについていけないと、英語の文章を読むスピードは格段に遅くなってしまいます。同じ意味のパラフレーズを見ても気づけない場合、「あれ? 違う表現が出てきたってことは、話題が変わったのかな?」と思ってしまうわけです。そこで、このパラフレーズを覚える勉強が生きてきます。

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