NEC、「Z世代向け」のパソコンで異例の取り組み YouTubeでリアリティーショー化した開発過程を公開
開発チームが掲げたコンセプトは「エモい」。現役大学生の開発メンバー「のすけ」さんは「なんかいいなと感じる瞬間、趣きを感じる瞬間を表現した言葉」と説明する。
製品名の「SOL」には、ラテン語で「太陽」という意味と、「Springtime of Life(青春)」の頭文字という2つの意味が込められている。「太陽のように常に寄り添ってくれるパソコン」を目指したという。
洗練されたミニマルデザイン
13.3型(16:10)WUXGA IPS液晶ディスプレイを搭載する本体は、厚さわずか14.3mm。アルミ筐体を採用し、底面のネジや排気口の穴を極力排除した。必要最小限のType-Cポート3つという割り切った設計により、ノイズレスな美しさを追求している。
さらに特徴的なのが、独自開発の「シルクタッチコート」の採用だ。NECの調査では30代以下の63%が「パソコンの汚れが気になる」と回答。この課題に対し、ハンドクリームなどの油分も簡単に拭き取れる新素材を開発した。検証実験では、通常の表面処理では落ちない指紋汚れも、5回の拭き取りで完全に除去できることが確認されている。
このコーティングは本体だけでなく、タッチパネルやキーボード、タッチパッドにも施された。4年間の学生生活での使用を想定し、見た目の美しさと実用性を両立させている。
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