プロが教える「AI時代にお勧め」の「意外な資格」 不確かな情報に惑わされずに学ぶヒント

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また、SNSやネット広告において無料プレゼントなどをきっかけにLINEの友達登録に誘導して第三者が閲覧できない環境に誘い込み、高額なセミナーや個人カウンセリングを契約させたり、「情報商材」と呼ばれる高額な価格に対して価値が低すぎるノウハウ集を販売する手口について注意喚起しておきます。そもそも実名、匿名、顔出しの有無、立場(フリーランス・社長・外資系IT企業社員・シリコンバレーの起業家など)を問わず、何かを買わせようとする相手は信用できません。

同様の手口は過去に「コロナ禍における在宅の副業」や「プログラミングスクールに入学して高収入なITエンジニアに転職」「需要が高まっている動画編集を覚えてフリーランスとして独立」などの形で展開されていましたが、これがChatGPTを含む生成AIに移行しています。SNSや動画投稿サイトにおける情報収集では、こうした雑音を排除しましょう。

そもそも儲かる情報を他人に教えている時点で怪しいですし、一定の知識があれば簡単に稼げるものではないとわかります。つまり情報弱者や疑うことを知らない世間知らずを狙っている、捕まってないだけの詐欺師です。

「あの資格」がAIにも対応

ChatGPTのみならず、ITについては幅広く体系的に学ぶことが重要です。その点では、意外に思われるかもしれませんが、IT資格における入門として位置づけられる「ITパスポート」の取得もお勧めです。実はITパスポートは、2024年4月の試験からChatGPTを含む生成AIに関する内容が追加されました。

経済産業省の独立行政法人であるIPA(情報処理推進機構)が発行する公的な資格なので、生成AI時代に対応するためのパスポートのような存在として取得するのはおすすめです。

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