東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #「組織と人数」の絶対法則

「居酒屋で隣に座る」くらいの距離が重要な訳 若者にも広がる「誰かとつながりたい」感覚

7分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

僕には「開かれた共同体」が作れないだろうかという問題意識がずっとあります。

抑圧しない共同体があり、なおかつ、入れ替え可能なシステムを持っていれば、それが一番いいのではないか。テクノロジーの力を借りれば、ネットワーク共同体のようなものが実現できるのではないかということを、昔から考えています。

例えば、かつての「2ちゃんねる」や「ミクシィ」は、掲示板が中心で、つまり、広場がありました。一方、「フェイスブック」や「インスタグラム」は、自分のフィード、自分のタイムラインしかありません。

自分の友人は、また別の誰かの友人であって、ある意味、壁のない共同体に近いものと言えます。こういった共同体は、求心力は乏しいのですが、閉鎖的ではありません。そして、都市型の共同体とは、このぐらいの緩やかさが良いのではないかと思うのです。

緩やかにつながる都会の共同体

コロナの最中に、東京上空をブルーインパルスが飛んだことがありました。僕は、家にこもっていましたが、それを見ようと思って近くの歩道橋へ上がったのです。

すると、同じようにそこへ来ている人たちがいて、みんなで久しぶりに他の人の姿を見て、一緒に「ワーッ」と声を上げました。

その時に思ったんです。孤独な者同士が、集まってつながっている。この感じが、都会の共同体感覚だなと。このぐらいの緩やかさが、実は望ましいのではないでしょうか。

(構成:泉美木蘭)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象