シニアと外国人女性専用シェアハウスの毎日とは 大阪市住吉区 異文化に接する暮らしが刺激に

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建物は、1962年に建てられた文化住宅をフルリノベーションしたもの。1階にはシニア向けの個室が3室とキッチンやダイニングなどのコモンスペースがあります。2階は外国人が暮らす部屋が6室の間取りです。

コモンフルールの間取り
コモンフルールの間取り。1階(左)は7畳以上のゆったりとしたシニア用スペースとキッチン、リビングお風呂場がある。2階(右)の外国人用の部屋は1部屋7.5~9.1平米のコンパクトなつくり。現在は満室、5人以上が内見を待っている人気ぶり(画像提供/西都ハウジング)

コモンスペースは窓を開けるとウッドデッキにつながり、ハンドケア体験やアジア料理交流会といったイベントを行うなど、地域の人たちとの交流の場にもなっています。

アジア料理交流会の様子
インドネシアの「ソトアヤン」という麺料理とコーヒーを提供したアジア料理交流会の様子。外国人の居住者が共用キッチンで料理をつくり、近隣の人も交えてアットホームな雰囲気(画像提供/西都ハウジング)

シニア女性と外国人が共に暮らす、その毎日は?

コモンフルールの住人たちは、それぞれが独立して生活しながらも、時には一緒にご飯を食べたりしているそう。1階の共用部分はシニアの人たちが掃除を分担し、2階部分は松尾さんが作成した当番表をもとに、外国人居住者が掃除とゴミ出しをしています。

現在居住中の外国人は日本語学校に通うインドネシア国籍の人2名、ワーキングホリデーで来日した中国籍の人、韓国籍の人それぞれ2名ずつの計6名。

建物の躯体が古い木造住宅のため、足音やシャワー、トイレの水の音などが響きます。共同生活をしていく上で必要な「靴は下駄箱に入れましょう」「シャワーに入る時間は23時まで」などの基本的なルールは、入居前に松尾さんから説明するそう。ゴミの出し方も、みなさん理解して日本の生活ルールに合わせています。

料理をする住人たち
外国人入居者はインドネシア、中国、韓国と国際色豊か。生活する上での問題が起こったときは住人同士で話し合ったり、松尾さんに相談したりして最低限のルールを決める(画像提供/西都ハウジング)
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