任天堂「音楽サブスク」突然ローンチのサプライズ マニアも納得の楽曲を取り揃えたサービスの狙い
しかも、Nintendo Switch Onlineは月額200円~300円程度の価格だ。音楽サービスだけを受けるために加入したとしても、非常に安い部類といえる。
楽曲は初代「スーパーマリオブラザーズ」から、最新作スプラトゥーン3までそろっている。曲数は順次、追加予定という。
サントラに約10万円のプレミア価格が付いた「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」の楽曲が収録されているほか、同じくサントラが約29万円まで高騰した「スーパードンキーコング2」の曲も追加予定だ。
再生時は楽曲のシチュエーションに合わせたグラフィックが表示されるほか、曲を一定時間まで自動でループさせる「ながさチェンジ」、音楽からゲーム内容がわかってしまうようなタイトルには、ネタバレ防止機能まで用意されている。
穏やかな雰囲気、ボス戦、あるいはキャラクターごとなど、ジャンル別再生機能も充実している。ほかのサブスクサービスとは違う体験を楽しめるというわけだ。
アカウントの重要性を上げる独自の一手
任天堂のゲームは、サントラがそもそも発売されなかったり、出ていてもプレミア価格で手が届かないことがあった。それを不満とする声も上がっていた。
サントラは出したからといって必ずヒットするわけではないし、時代はサブスクである。Nintendo Musicは、ゲームファンの不満を解消しつつ、任天堂が持つ重要な資産をうまく活用したといえる。
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