仕事に恋愛に、相手を引き込む「声の使い分け」6つ ビジネスでは声の低い人のほうが頼りにされる
●言いにくいことも、ゆっくり低めの声で話せば思いが伝わる
昭和の時代は、上司や部活の先輩の言うことは絶対。不満を伝えるなんて考えてもみなかったと思います。でも、時代は令和。上司に思うことがあれば、伝えるのは当たり前の権利です。
ただし、その伝え方しだいで、その後の関係に影響を及ぼします。できるだけ上司の気分を害さずに誤解されないように、自分の意見を聞いてもらえるような話し方をすることが重要です。
まず声は低めの「ド」か「レ」くらいで、あまり大きな声を出さないこと。もし謝罪をする必要があれば、「あのときはすみませんでした……」と、語尾を飲み込むように話します。間違っても「すみませんでしたっ」と語尾を強く、小さな「っ」を入れてはいけません。元気よく謝ってもふざけた印象を与えるだけです。
そして、腹式呼吸発声で、いつもより少しゆっくりと話すようにします。真剣な気持ちが伝わり、上司もあなたの声に耳を傾けてくれるでしょう。
「ほめる」と「叱る」で抑揚をコントロール
●叱る、ほめるで声の高さと抑揚を変える
2023年に明治安田生命相互保険会社が発表した理想の上司像アンケートでは、男性はうっちゃんこと内村光良さん、女性は日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんが7連覇を達成したそうです。お二方とも、しっかりとした腹式呼吸でハキハキと通る声。「頼りになりそう」「困ったときに助けてくれそう」というイメージの声をしています。
信頼されるためには、部下と話すときには相手の聴覚に届くように、ゆっくりと腹式呼吸で話すこと。さらに語尾までしっかり言いきると、言葉に重みが出ます。