日経平均株価は「底値サイン」が続出している

今回の下落幅は2006年や2013年に酷似

個別に下げたケースを振りかえってみましょう。2011年の欧州債務不安・米国景気の2番底懸念、2009年が円高進行で7カ月ぶりに下落、2008年はリーマンショックによる金融危機、2004年はハイテク株安などで9日続落、2002年は不良債権問題などを背景に19年ぶりの9000円割れ、2001年は米同時多発テロで急落しました。

一方、上昇したケースもあります。2013年は米連邦準備理事会(FRB)が予想に反して量的緩和の縮小を先送りしたことで、金融相場への期待感が広がりました。2010年は6年ぶりに政府・日銀による為替介入実施で円高が一服、2007年はFRBの大幅利下げで信用収縮懸念が後退、2005年は衆院選の与党圧勝を契機に大きく上昇しました。

今は、2003年から2007年にかけての相場と似ている

今年の8月相場は1700円近い下落幅となりました。過去の1997年、1998年、2001年も同様に8月に1,000円以上の下落幅となり、9月に尾を引くかたちになった経緯があります。今年の9月は残すところ、日銀金融政策決定会合(14~15日)、米FOMC(16~17日)、ギリシャの総選挙(20日)などイベントが盛りだくさん。株式市場の分岐点となりうる波乱要因が多いことは確かです。

一方、チャート上では底打ちに近い興味深い点をご紹介いたします。日経平均の月足チャートを2003年から見ることができる方は、是非ご覧になりながら読んでください。

2003年安値(7603円)から最初の上昇局面では、2004年4月に高値(1万2195円)を付けて調整局面に入りました。その高値を上回るのに17カ月のボックス相場を形成しました。ボックス相場を上抜け、2006年高値(1万7563円)までは6793円の大幅高を演じたわけですが、同年のライブドアショックをきっかけとした急落で3518円も下落しました。

結局、下落はしたものの、2007年に向けて1万8300円の高値を付けにいくわけですが、実はアベノミクス相場の上げ相場のリズムも現在のところ同じパターンできているのです。

2012年安値(8238円)からの上昇をみると、2013年5月に高値(1万5942円)を付けた後のボックス相場を明確に抜け出すのに、やはり17カ月かかりました。

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