朝ドラ「おむすび」で"ギャル文化"がスベッたワケ 「平成」リバイバルブームが起きているのになぜ?
9月30日からスタートしたNHKの朝ドラ『おむすび』が不評だ。
実際、前作『虎に翼』の平均世帯視聴率が16.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったのに対し、本作の世帯視聴率は、放送3週目で12%台まで落ちている。
SNSでも批判的な声が目立っており、筆者の周辺でも「すでに離脱した」「そろそろ見るのをやめようか」といった声が見られはじめている。
筆者自身は、朝ドラを見ることもあれば、見ないこともある――といった程度で、熱心な視聴者というわけではない。
客観的に見て、面白くないと言われている作品でも、一定の水準は保たれていると思うし、視聴者に対しては、「面白くないと思えば、黙ってみるのをやめればよいのでは?」と考えている。「そんなに叩くことはないのに……」と思いながら、SNSを眺めている。
ただ、「朝ドラを見るのは日常生活のうち」といった人たちが少なからずいて、期待を裏切られると、どうしても辛辣な声が吐き出されてしまうのも理解はできなくない。
「平成」自体はリバイバルブームがきている
それはさておき、どうして『おむすび』はここまで不評なのだろう? 単純に「おもしろくない」「登場人物に共感できない」という声が目立つが、作品の中で描かれている「ギャル」に対して、違和感を示す人も多いようだ。
たしかに、現時点まで見ていても、わざわざギャルを登場させる必然性がよくわからないというのが正直なところだ。
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