「悩まない人」がやっている"意外すぎる思考法" 人は答えが出ていることにはさほど悩まない

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この文章を読んでいるあなたも、上司や恋人、家族や友人と別のケースで似たような経験はないだろうか。

金曜日の夜にこんな悩みが発生したら最悪だ。夜も楽しめず土曜も気がかり、日曜日には笑点を眺めて静かに暮れゆくあの幸せが、まったく落ち着かない非常に苦しい時間に早変わりだ。やはり笑点には座布団が、生活には安心が大事だ。

ちなみに私は、このようなコミュニケーションのすれ違いを元としたメンタルが擦り減る経験が、多分100回ぐらいある。

そろそろ100回記念アニバーサリーとか、やってやろうかとすら思う。帝国ホテルとか借りて、BGMでオーケストラ雇って、今日の主役としてゴンドラで登場したい。

国民的迷子日本代表! ここにあり!! だ。

話は逸れたが、この状況は悩んでも答えが出ないことは間違いない。

そもそも、人は答えが出ていることにはさほど悩まない。

人間の悩みは、必ず2つ。

「過去への後悔」と「未来への不安」、それだけだ。

今回はその「未来への不安」に該当する。

だが、ここで落ち着いて考えてほしい。

もし、答えを出すこと、つまり「決める」ことができたのであれば、それは「悩む」ことができない。

簡単に言えば、「決めてしまったら、悩めない」。

なぜなら、決めたら悩む意味がないし、やるしかないから。

とどのつまり、メンタルが擦り減る悩む時間をいかに減らすか? と考えると、これはまさに「いかに早く決めるか」が大事なのである。

無駄に悩むな、常に選べ

先ほどの例を整理して考えてみよう。

まず、悩みの種は同僚のリアクションが予想外に冷たかったこと、そしてそれに加えて自身と同僚との関係性の悪化である。

ここでよく人々がやってしまう悩み方は次の通り。

①自分の言い方が悪かっただろうか
②では、どういう風に伝えればよかったのか
③うーん、自分は間違ったことは言ってないと思うんだけど……
④それに半分ぐちのつもりで言ったことなのに……
⑤明日同僚と顔合わせるの気まずい……

多すぎる。重すぎる。しかし、わかる。そう思ってしまうだろう。人間だし。人間は不便だ。マジで。

でも、これらは何度も言うように、抱えるだけ無駄だ。

むしろあなたのメンタルをひたすら削り続ける。諸悪の根源ここに有り。

とにかく、これらを時間無制限に考えるのは得策ではない。

だからこそ、選ぶのだ。例えば以下のように。

・明日同僚と話す
・業務の廃止の件、強い言葉で言ってしまったがそれは同僚を否定するつもりだったわけではなく、前々からの不満と職場のためを思った気持ちからであることを伝える
・ただ、それについて同僚のリアクションがイマイチだったことが気がかりで、自分も不安になっており、真意を聞きたい旨を伝える

恐ろしくシンプルである。ここまでしっかり決めると、もはや明日の出勤もスッキリした状態で臨める気がする。

次ページ決めちゃった以上、悩む余地がなくなる
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