できる人ほど「心のクレンジング」をしている ニューヨーカーも夢中、「瞑想」の威力とは

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たとえば私の場合、ほかの作家に対するジェラシー(かなり正直!)や、おカネがないときのイライラーーこうした感情を冷静に見つめるうちに「人と比べてしまうのは自分に自信がないから」「カネ=幸せという定義に惑わされているのではないか」といった具合に問題を再定義できるようになりました。問題を再定義しているうちに、そんな感情に余計なエネルギーを費やしていることがばかばかしく思えくる。そして、そこから一気に「Let it go=すべて流す」のです。

私は国際離婚でストレスが重なり不眠症で悩まされた時期がありました。睡眠導入剤の中毒状態になったほどで、いまだにイラつくことがあると眠れないことも。そんなとき、寝る1時間前に瞑想をします。20分もすると、ようやく「Let it go」と思える自分を取り戻せます。

毎日5分、継続することがストレス解消のカギ!

さらにもっと深くやっていくと、“自分”という存在がそこにいるすべての空間につながるというか、”I am everything”となる瞬間が来るんですって!パートナーのクリリンがここに2秒間だけ到達したことがあるそうです。ちなみに、彼はメディテーション歴7年。それでもたった数秒!この話を聞いて、私たちって煩悩にさいなまされている生き物なのだと思いました。

大切なのは、メディテーションしているというアクションではありません。大事なのは、この時間を使って、自分に降りかかる不必要なネガティブ要素を見極め、それを流すこと。沈黙の中、自分の弱さや不満、欲求などを見つめ、それを認める。最初は簡単ではありませんが、毎日忍耐強く続けることで、少しずつ自分の心の中にある「モヤモヤ」「イライラ」「ムカムカ」「イジイジ」をきちんと認識して、その日のうちにLet it go!できるようになるのです。

明日も明後日も、日々の雑音に負けずタフに生きていくには、こうした内面からのトレーニングが役立ちます。皆さんも毎日にたった5分でもいい。メディテーションの習慣をつけてみませんか。あなたの一日を軽やかに、思考を柔らかくしてくれるきっかけになりますよ。

ミサコ・ロックス コミック・アーティスト、モチべーショナルスピーカー

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コミック・アーティスト、モチべーショナルスピーカー

Misako Rocks! 本名高嶋美沙子。法政大学在学中に奨学金派遣留学で渡米。卒業後人形師を目指してNYに渡るも、うまくいかず挫折を繰り返す。NYで中学校の美術講師、ホームレスなどを経て、2006年コミック・アーティストとしてデビュー。

ディズニー・ハイペリアン出版社から2作出版。自身の初恋・留学体験をつづった"Rock and Roll Love"は、NY公立図書館が選ぶベスト・ティーンズ・ブックリストの一冊に。その後、ヘンリー・ホルト出版から初のシリーズ作"Detective Jermain vol1"を出版。英国漫画誌DFC Bug Clubの連載作品"Peach de Punch!"がアジア向けの英語教科書に採用される。

全米各地の小中高校や、コロンビア大学、プリンストン大学、メトロポリタン美術館などで講演会・ワークショップを精力的に開催している。

ホームページはこちら。著書に「理由とか目的とか何だっていいじゃん!チャレンジしなくちゃ後悔もできない!」「もうガイジンにしました」(ともにディスカバー・トゥエンティワン)。アメブロに4コママンガブログ「ミサコ・ロックス!NY毒舌ライフ」も連載中。

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