しかし、近年そんなアメリカ人にも変化が訪れています。悩みやストレスに本当に打ち勝つには、モノに頼るのではなく、内なる自分と向き合うことが必要だ、という考え方が徐々に広がりつつあるのです。そこで、ニューヨーカーたちが何に向かっているかというと、メディテーション(Meditation)=瞑想です。そう、胡座をかいて目を閉じ沈黙のアレです。この言葉に変な先入観抱いていませんか?(笑)
今やニューヨークでは、ウォール街に勤めているビジネスマンも、アーティストもスピリチュアルな時間や空間を取り入れることに対して偏見がありません。むしろ、レベルの高い仕事をしている人ほど、日々競争や緊張にさらされているので、内なる自分と向き合う時間が大切だと考えています。実際に、マンハッタンを中心にヨガ教室もたくさんあり、仕事帰りに頻繁に通うビジネスピープルも少なくありません。
問題を再定義して、Let it go!
レッスンでは仕事着からジャージに着替えて座布団に胡座でポージング。この体勢がもっとも瞑想に適していて、リラックスできるそうです。レッスンのスタイルもまちまちで、インストラクターの声に促されて参加者が黙って瞑想するレッスンもあれば、参加者同士が悩みを分かち合うレッスンもあります。私のオススメはやっぱり黙って自分のペースで瞑想ができるレッスン。自分の悩みを知らない人たちにバラす勇気はないですね…。
もちろん、わざわざレッスンに出る必要はありません。私や私の友人は、毎日のスケジュールの中に10分間だけこの瞑想を取り入れています。友人は、地下鉄に乗っているときなるべく5分目を閉じることを日課にしています。私はYouTube上にあるレッスンを利用して、就寝前にやるようにしています。
突然ですが、ここで私のオススメYouTubeチャンネルを紹介!睡眠を促すタイプ、やる気を起こすための準備に使えるタイプ、リラックス効果を図るタイプなど目的別にたくさんありますがが、その中でも、波の音とナレーターの男性の声が絶妙なバランスで、心が落ち着く“Guided MeditationーBlissful Deep Relaxation”がいいですよ!時間も18分だから、リラックスし過ぎて寝落ちすることなく、集中できます。
でもまぁ、ハッキリいって目を閉じて黙っていたら、嫌でも頭の中は余計な考えで支配されてしまいます。「あ、今日もこれやってない」「そうだ明日は早く起きなきゃ」とか、色々なことが次々と浮かんできて、終わっても何だか達成感がない。でも、それでいいんですよ!脱線していると気が付いたら軌道修正する、という繰り返しが良い訓練になるそうです。私が参加したレッスンの先生や、インドでわざわざレッスンを受けたパートナーのクリリンことクリストファーも同じことを言っています。
そうしているうちに、気が付きます。自分が何に対して不安を持っているのか、何を避けているのかを。一歩下がって第3者の目で冷静に見ることができるようになるのです。
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