わが子の「体験格差」に悩むシンママを救ったもの 習い事や旅行、アクティビティは贅沢なものか

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子どもたち3人で夢中になって鉄道模型を動かす(写真:筆者撮影)※一部加工しています

子どもを自由に遊ばせられる空間に足を延ばすことそのものが、母親の息抜きにもなるのだろう。三平さんも「今から入るのが楽しみでしかたないです!」と顔をほころばせる。

のびのびとできる時間と空間がある

子どもたちは、はやる気持ちを抑えられず、入館手続きと同時に館内に飛び込んでいく。夢中になってかけ回る姿は子どもらしい。

1階から2階にかけて、期間限定の鉄道模型コーナーやロマンスカーの旧車両展示&体験乗車コーナー、ジオラマパーク、ロマンスカーの車両をかたどったスペースのあるアスレチックコーナーを縦横無尽に行き来する。

ときには兄弟同士で、あるときは1人ひとりが自分が好む遊びを熱心に繰り返す。子どもが3人もいると、やりたいことも行きたいところもばらばらだ。ちょっと目を離すとどこかへ行ってしまう。「その様子を追いかけ切れない」と三平さんはいう。

それでも、のびのびと好きに自由にさせてあげられる時間と空間、そしてお母さんのちょっとした余白が、ここにはある。これがこの体験プログラムの魅力の1つなのかもしれない。

アスレチックをここぞとばかりに満喫する長女(写真:筆者撮影)
家族がこの場を離れても、1人で黙々と鉄道模型を動かし続ける長男(写真:筆者撮影)
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