受験直前!「学校休んでいい?」東大生が語る答え 学校の授業レベルが低い…休んでもいいのか?

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いかがでしょうか?「子どもの成長には規律と統制が不可欠」という話でした。

不思議なもので、学校を休んで時間ができたとしても、その時間を有効活用できる受験生は少ないです。

「溜まっていたあの模試の復習をしよう」「〇〇大学の過去問を解こう」と思っても、なんとなくやる気になれなくて、「せっかく休んだんだし、もう2時間くらい寝るか。最近寝不足だったし」なんて、適当な理由をつけてサボってしまう場合が圧倒的に多いのです。

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そして一度休むと、休み癖がついてしまいます。学校を休んでしまうことが増えて、勉強のサイクルが崩れてしまいます。

休むのであれば、学校に行くのと同じ時間に起きて、ふだん登校する時間と同じ時間に家を出て、自習室や図書館に行くことで、学校と同じ生活スタイルを崩さず勉強する、というやり方もあるのかもしれませんが、結局はどうしてもだらけてしまい、それができる生徒はいないでしょう。

生活リズムが崩れると何事もうまくいかない

結局のところ、「朝一定の時間に起きて、学校に行って、どんな形であれ勉強をする」というサイクルが崩れてしまうと、何事もうまくいかないのです。授業内容が合わなかったとしても、生活リズムが崩れてしまうよりもマシなのです。

受験が近付いている時期だからこそ、「普段通り」に生活するのが基本です。遅刻せず、欠席せず、普通に授業を受けて、体育や音楽など、受験とは関係がない科目もしっかり受ける。そういう状態のほうが、身体的にも精神的にも安定して、志望校に合格しやすいのです。「普段通りの先に、合格がある」ということを、ぜひみなさんに理解していただければと思います。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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