イスラエル軍に娘を殺されても和平を訴える医師 映画『私は憎まない』

✎ 1〜 ✎ 63 ✎ 64 ✎ 65 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
映画『私は憎まない』のワンシーン
映画『私は憎まない』監督:タル・バルダ/プロデューサー:ポール・カデュー、マリーズ・ルイヤー、イザベル・グリッポン、タル・バルダ/制作: Filmoption/配給:ユナイテッドピープル/10月4日(金)アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次ロードショー(©Famille Abuelaish)

たとえ戦時下であろうとも、自分の目の前で、愛する家族の命が無残に奪われるような事態は断じて許されるべきではない。だが人類の歴史において、戦争という名の「憎しみの連鎖」はやむことなく続き、悲劇は繰り返されてきた。そこではいつだって民間人が犠牲となってきたのだ。

平和を実現するためには「憎しみの連鎖」を断ち切らなくてはならないが、それはそう簡単なことではない。それゆえに、一人の医師が、目の前で娘とめいを殺されたにもかかわらず、「私は憎まない」と宣言し、和平を訴えたことは、世界中に驚きとともに衝撃を与えた。

関連記事
トピックボードAD