たとえ戦時下であろうとも、自分の目の前で、愛する家族の命が無残に奪われるような事態は断じて許されるべきではない。だが人類の歴史において、戦争という名の「憎しみの連鎖」はやむことなく続き、悲劇は繰り返されてきた。そこではいつだって民間人が犠牲となってきたのだ。
平和を実現するためには「憎しみの連鎖」を断ち切らなくてはならないが、それはそう簡単なことではない。それゆえに、一人の医師が、目の前で娘とめいを殺されたにもかかわらず、「私は憎まない」と宣言し、和平を訴えたことは、世界中に驚きとともに衝撃を与えた。
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