「N-BOXジョイ対スペーシアギア」最新モデル比較 SUVスタイル軽スーパーハイトワゴン続々登場

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スペーシア ギアでは、このマイルドハイブリッドシステムの効果が出ているためか、とくに燃費性能が良好だ。いずれもWLTCモード値で、ターボ車では、N-BOXジョイが18.4~20.2km/Lなのに対し、スペーシア ギアは19.8~21.9km/L。NAエンジン車では、N-BOXジョイが19.3~21.3km/Lなのに対し、スペーシア ギアは22.4~23.9km/L。エンジンのタイプを問わず、スペーシア ギアのほうが上回っている。燃料タンク容量は、N-BOXジョイで25~27L、スペーシア ギアで27Lとほぼ同じ。あくまで、スペック上の計算だが、1回の満タンで走行可能な距離がより長いのは、スペーシア ギアのほうだといえる。

運転支援・先進安全装備を比較

スペーシア ギアの電動パーキングブレーキ
スペーシア ギアの電動パーキングブレーキ(写真:スズキ)

両モデルでは、さらにスイッチ操作でパーキングブレーキをオン/オフできる「電動パーキングブレーキ」を装備。発進時にアクセルペダルを踏めば、自動的に解除されるため、解除忘れなどでパーキングブレーキを引きずったまま走ることがないのも便利な点だ。また、停車時にブレーキペダルを踏み続けなくても停止状態を保持する「オートブレーキホールド」も採用。ストップ&ゴーが続く渋滞路などでの疲労軽減にも貢献する。

加えて、駐車時の支援機能を持つセンターモニターなどもオプション設定。ホンダがマルチビューカメラシステム、スズキが全方位モニター用カメラと呼ぶ機能だ。これらにより、両モデルでは、バック駐車時にクルマをまるで上空から見下ろしたような映像を見たり、前進する際に前方の死角を映し出す映像などを見ることも可能。状況に応じた映像により、多様なユーザーの運転をサポートしてくれる。

両モデルは、先進安全装備もかなりの充実ぶりだ。衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、近年の新型車では、もはや軽自動車でも当たり前といえる数々の機能を有する。また、高速道路などで設定速度での走行や、適切な車間距離を保ちながら先行車を自動で追従する「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」も、両モデル共に標準設定。いずれも、渋滞などで前車が停止したときは、自車も停止する渋滞追従機能付きだ。また、スペーシア ギアのACCは、カーブを認識すると速度の抑制を行う機能なども採用。高速道路などのACC作動時も、乗員により安心感を与える装備が加わっている。

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