「N-BOXジョイ対スペーシアギア」最新モデル比較 SUVスタイル軽スーパーハイトワゴン続々登場

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ただし、スペーシア ギアのセカンドシートには、N-BOXジョイやほかのN-BOXシリーズにはない機能もある。「マルチユースフラップ」がそれだ。シート座面の前方に設けた可動式のフラップのことで、スペーシアのスタンダードやカスタムに新採用した機能を、スペーシア ギアにも投入する。特徴は、フラップの位置や角度を調整することで、3つのモードを選択できることだ。足を伸ばして座ることができる「オットマンモード」、走行中に乗員の姿勢安定をサポートする「レッグサポートモード」、走行中にセカンドシートに載せた荷物の落下を予防する「荷物ストッパーモード」を設定できる。

荷物ストッパーモードにしたマルチユースフラップ
荷物ストッパーモードにしたマルチユースフラップ(写真:スズキ)

ちなみに、スズキの販売店によれば、3モード中で「とくに、ユーザーから好評なのは荷物ストッパーモード」だという。買い物など、日常の足としても使う軽スーパーハイトワゴンの場合、セカンドシートを倒さずに、そのまま座面に荷物を置くシーンは多い。マルチユースフラップの荷物ストッパーモードは、そうした際に、たとえば、ブレーキにより荷物が後席のフロアに落ちてしまうことを予防できる機能だ。先に装備されたスタンダードやカスタムでも好評なだけに、同様の機能を持つスペーシア ギアは、アウトドアに限らず、日常使いでの高い利便性を誇る点も魅力といえるだろう。

装備を比較

軽スーパーハイトワゴンでは、もはや定番といえるリアの電動スライドドアも、両モデル共に装備する。N-BOXジョイでは、ターボ車の場合、助手席側と運転席側の両側に標準装備。NAエンジン車では、助手席側のみ標準装備で、運転席側はオプション設定だ。一方、スペーシア ギアでは、ターボ車とNAエンジン車共に両側へ標準装備する。これにより、利便性の高い装備を、よりリーズナブルに使える点では、スペーシア ギアのほうが上といえるだろう。

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