この宣言には、投資家やメディアだけでなく、社員でさえも動揺したようだ。「当時の第一三共はがんの薬なんて一つも扱っていない。会社の方針には、社員ですら半信半疑だった」。当時第一三共でMR(医薬情報担当者)を務めていた社員は、そう振り返る。
だがその頃、社外や営業現場からは見えない水面下──研究開発の現場では、抗がん薬の種が芽吹こうとしていた。
30代の研究者が提案
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