リンガーハット「半チャーハン」の製法が凄かった フルサイズ求める声やまぬ、人気メニューの秘密

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ご飯を炒めている様子
炊きあがったご飯を炒めている様子(写真:リンガーハット)

特に炊飯工程がかなり特殊ですが、冷凍~パッキング前の調理工程は1人で全てこなせるように徹底した効率化がなされているというので驚きます。しかも、工場での製造を導入したころから工程は大きく変わっていないとか。工程の検討に当たっては、トヨタの生産方式を参考にしているそうです。

今後「半」ではないチャーハンは出るのか

店舗に届いたチャーハンは、注文が入るごとに専用の機械で炒め、最後にネギを加えて提供。年間で500万食ほどの注文があるといい、もともとボリュームたっぷりのちゃんぽんと合わせる想定であることから、主にガッツリと食べたい男性客から注文が入ることが多いそうです。

今後気になるのが、「半」ではないレギュラーサイズのチャーハンを提供する予定です。ぎょうざ定食には、細かく個数を区切っていくつもラインナップがあることを考えれば、チャーハンにも大きなサイズがあって良いのでは、と思って質問しました。

「もちろんハーフサイズだけでなく、一人前を食べたいとおっしゃるお客様もいらっしゃり、メニュー作りで参考にしています。ただ、現行の半チャーハンは、ちゃんぽんと合わせる前提の味付けです。そのため、今後レギュラーサイズのチャーハンを販売する場合には、現在の半チャーハンをそのまま多くするのではなく、また別の味付けにする必要があると考えています」(愛川さん)

リンガーハットでは冷凍食品の販売も行っており、そこで購入できるチャーハンは何と400グラム。これならお腹いっぱい、満足に食べられそうですが、やはり実際の店舗で食べる醍醐味も捨てがたいものです。果たして今後、レギュラーサイズのチャーハンが出ることはあるのか、そしてそれはどんな味なのか。ご飯もの好きとしては目が離せません。

チェーン店至高のいぶし銀メニューを尋ねて
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鬼頭 勇大 フリーライター・編集者

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きとう・ゆうだい / Yudai Kito

フリーライター・編集者。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

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