具材がたっぷりの長崎ちゃんぽんに対して、半チャーハンはシンプルです。ぱっと見の具材は、ネギと卵とベーコンの3種類。サイズ的にも「半」といえどそこまで多くなく、ちゃんぽんと合わせて食べるにはちょうど良いボリュームに感じました。
味付けも比較的あっさりなので、チャーハン単体でも、長崎ちゃんぽんのスープと合わせてもおいしくいただけます。どこかに食べ残しがないかと、長崎ちゃんぽんの濁ったスープをレンゲで念入りに混ぜながら、食べ終えました。
実は「とんかつ」がルーツ ここ15年で女性客の取り込みに成功
さて、改めてリンガーハットの紹介です。
もともとルーツは、とんかつ店の「浜勝」。現在の名誉会長である米濵和英さんの兄を中心に創業しました。リンガーハットの三宅久美子さん(管理部 経営管理チーム 部長)によると、1970年の大阪万博をきっかけに海外の外食チェーンを日本で目にすることが増え、広く店舗を展開できるものとして目を付けたのがちゃんぽんだったといいます。
その後1974年に、リンガーハットの前身である「長崎ちゃんめん」という店を長崎市内に開業し、1977年に「リンガーハット」1号店を福岡県内にオープンしました。店名の由来は、長崎で貿易商を営んでいたフレデリック・リンガー氏。長崎の郷土料理であるちゃんぽんを手掛けるに当たり、ゆかりのある商人の名を選んだそうです。
そんなリンガーハット、やはり代表メニューである長崎ちゃんぽんを中心としたちゃんぽんメニューの注文が多いといいます。全体のうち6~7割を占め、そこに皿うどん、さらに定食などが続きます。
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