iPhoneを買い替えずに「AIスマホ」にする方法 メールのリライトや消しゴムマジックも可能に
Apple Intelligenceで大々的に取り上げられている機能としては、楽しい画像を生成する能力もある。ピザを食べている自分の絵文字を生成して、友人に送れるようになる、といったものだ。
画像を生成できる手段は多数あり、そこには大半のiPhoneユーザーがすでに手にしているであろう「Meta AI」も含まれる。Meta AIは、InstagramやWhatsAppといったメタのアプリに搭載されている無料のチャットボットで、Instagramの上部にある検索バーに「/imagine」と入力して説明文を書けば、画像が生成される。
「/imagineステーキを食べている自分」と入力したところ、さまざまな角度から顔の写真を撮影するためのツールがロードされた。そして、レストランで大きなレア肉を前によだれを垂らしている自分の姿が、明らかな偽画像として生成された。
プロンプト(指示)の入力で画像を生成できる類似のツールとしては、「Adobe Firefly」(firefly.adobe.com)やChatGPTもある。
「消しゴムマジック」はiPhoneでも使える
Apple Intelligenceの新ツールには、ボタン1つで写真の邪魔な部分を自動で削除できるといったものもある。
グーグルはこれと似た編集ツール「消しゴムマジック」を2023年から提供している。写真アルバムアプリ「Googleフォト」の内部にあり、iPhoneとAndroidのユーザーが使用できる。Googleフォトで写真を選び、「編集」ボタンをタップして「消しゴムマジック」ツールを選択する。そして、消したい邪魔な物体や人物を丸で囲めばいい。
実際に「消しゴムマジック」を使って、ドッグパークにいる愛犬のコーギー「マックス」の写真を編集してみた。許可なくマックスのリードを外したために警官から出頭命令を受け取ったのだが、それを削除した。すると、腹立たしいお役所仕事の紙切れが松の葉に置き換わった。
(執筆:Brian X. Chen記者)
(C)2024 The New York Times
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