iPhoneを買い替えずに「AIスマホ」にする方法 メールのリライトや消しゴムマジックも可能に
いくつかのアプリをダウンロードすることでiPhoneユーザーはApple Intelligenceと同じような機能を獲得し、古いデバイスを長く使えるようになる。数十個のAIアプリを試した筆者のおすすめを以下で紹介していこう。
ウェブ記事の要約には「Arc Search」
Apple Intelligenceで最も期待されていた機能のひとつは、大量の文章を読み込み、要点を抽出していくつかの文にまとめる能力だろう。長文のウェブ記事や講義ノートを要約するのに役立つ機能だ。
とはいえ、ウェブ記事を要約できる人気のツールはすでに存在する。スタートアップ企業が開発した無料のブラウザー「Arc Search」がそれだ。このブラウザーをテストするため、素材メーカー3Mを内部告発した化学者について書かれたProPublica(プロパブリカ)の記事(8000ワード相当)を読み込ませてみた。
画面をピンチすると、記事の概要が1つの文に要約され、続いて要点の箇条書きが3つ作成された。箇条書きの文には、記事全文を読んだ際に得られるであろう重要な詳細情報が含まれていなかったが、要約は正確だった。
ノートの要約に関しては、研究者や弁護士の間で「Humata AI」という無料のウェブアプリが人気を集めている。ウェブブラウザーで「Humata.ai」のページを訪問すると、PDFなどの文書がアップロードできる。
そしてウィンドウから最重要ポイントを要約するようチャットボットに指示を出すと、PDFのデジタルコピーが作成され、重要性の高い部分をハイライトしてくれる。