「同窓会でマウンティングする人」の賢いかわし方 「スネ夫」に対する「のび太」の反応を反面教師に
それでも、他人の成績が気になることはあるわよね。その場合、まずは自分の目標を具体的に決めることから始めましょ。基準を他人にしないことに要注意よ。あくまで自分の実状に沿った数値目標をつくるの。
また、できるだけ期日も明確にするのが望ましいわ。営業の目標を例にすると、「今月は先月より○件多く契約をとる」といった具合かしら。
目標が決まったら、目標を達成するために必要な行動を箇条書きで書き出すの。行動可能な内容を意識しながら、なるべく多く、具体的に書き出してみてね。先ほどの営業の例でいえば、「先輩のやり方を聞く」「週に〇件営業をかける」「得意先○人にあいさつにいく」などといった内容かしら。
その後は、実行するだけよ。行動がモヤモヤを減らすわ。逆に言うと、行動でしかモヤモヤは解消されないのよ。
「兄弟・姉妹の比較」は単なる思い違いかも
こういう話はもちろん家族の中にだってある。何かと優秀な兄弟・姉妹に劣等感を抱いている人、確かにいらっしゃるわよね。1つ考えておくべきは、「本当に比較されていたのか」という問題よ。
もちろん露骨に比較されていることもあるけれど、よくよくお話を聞くと「本当に比較されていたかはっきりしない」ケースが多いの。「愛情たっぷり、いい子に育ってほしい」と願い、比較したり露骨に差をつけたりして育てないようにする親のほうが多いと思うわ。
つまり、これは「嫌われているかもしれない」と思う問題とよく似ていて、受け手の感じ方の問題なの。「嫌われているかもしれない」ことに敏感な人は一定数存在するわ。こうした人はあいさつの返事が1回なかったこと、何となく口数が少なかったことなど「ちょっとした行き違い」を大きく解釈してしまいがちね。
あいさつの返事が1回ぐらいなくても、考え事をしていただけかもしれないし、うっかり忘れただけかもしれない。口数が少なかったのも、疲れていただけかもしれないし、喉がちょっと痛くて声が出なかったのかもしれない。相手の事情を考えることなく「嫌われたのかもしれない」とモヤモヤしていないかしら。
この場合、本質は他人に嫌われたことではなく、「嫌われることに敏感で、不安になりがちな自分自身」よ。自分自身の感じ方に目を向けないと問題は解決しないわ。
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