「同窓会でマウンティングする人」の賢いかわし方 「スネ夫」に対する「のび太」の反応を反面教師に
マウンティングする人はちっともうらやましくない人だから、アナタがモヤモヤする必要もないのよ。人の幸せをうらやむよりも、自分の幸せに目を向けるほうが、大切なことじゃない?
とはいえ職場では「同僚の成績」が気になることも
マウントの取り合いは仕事の場面でもよくある話だと思うけど、他人の成績が気になる気持ちは、アテクシもよくわかるわ。恥ずかしながら、アテクシも自分の本の売り上げを気にしてしまうの。
いつの間にか「負けたくない相手」ができていることもあるわ。「他人と比べてもしかたがないじゃない。自分に集中よ!」などと言っていても、リアルのアテクシはそんなもの。とはいえ、その気持ちに振り回されないように心がけてはいるけどね。
「他人に負けたくない気持ち」だけで動くと、かえって自分の能力を発揮できなくなるものよ。他人の成績を気にしすぎると、自分のエネルギーを本来使うべきところに使えなくなるし、他人と比べて焦るからうまくいくはずがないわ。「負けず嫌い」がかえって負けやすくなるジレンマに陥るの。スポーツ科学には詳しくないけれど、いわゆる「スランプ」も、「負けたくない焦りが強くて、自分のパフォーマンスが落ちること」が原因の1つではないかしら。
では、焦りから逃れるにはどうしたらいいのかしら?
その答えはたった1つ。「自分のベストを尽くす」こと。負けたくないと思ったところで、どうにもならないわ。自分がベストを尽くして、結果を待つだけよ。
他人の成績が気になる時こそ、自分ができることを考える。この切りかえが一番大切よ。アテクシの場合も、半分ネタにして「くやしい! 負けたくない!」などと言うけれど、実際にアテクシがやるべきことは、「よりよい文章を書くこと」だけなのよね。もちろん、いいものを書けば売れるとは限らないけれど、いいものを書くしかないの。
そして、自分の目標がわかれば、目標を達成するために必要なことがわかるわ。たとえばテーマをブラッシュアップするとか、本屋に行って話題のテーマを探るとかね。そんなことをしているうちに、「他人の本の売れ行き」なんてどうでもよくなっているの。
「負けたくない気持ち」が決して悪いものだとは思わないわ。ただ、負けず嫌いをそのままにしておくと、焦りや不安になるでしょう。だから、「負けたくない」というモチベーションの部分だけを残して、行動につなげましょうね。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら