内臓脂肪に悩む人、やめるべき「お酒の飲み方」5つ 日本人の3人に1人は「脂肪肝」だといわれている

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異所性脂肪は見た目では判断できないため、お腹まわりが細く、痩せている人でも蓄積されていることがあります。また、日本人は、欧米人に比べて皮下脂肪がつきにくく、内臓脂肪や異所性脂肪が蓄積されやすい体質とされています。

加えて、加齢とともにその傾向が強くなるため、中高年は特に要注意。どんなに見た目がスマートでも、肝臓が元気とは限りません。

さらに怖いのが慢性炎症です。内臓脂肪や異所性脂肪は、単に余分なエネルギーが蓄積されているだけではありません。これらの脂肪は体内で異物として認識され、免疫システムを活性化させます。その結果、慢性的な炎症状態を引き起こし、肝臓の健康を脅かします。

絶対にやめてほしい5つの「お酒の飲み方」

内臓脂肪を減らすためには、まずアルコールの摂取量を控えることです。アルコールは肝臓で代謝されますが、その過程で脂肪の蓄積を促進し、さらに分解を妨げる働きがあります。

つまり、飲酒は二重に悪影響があるわけです。さらにアルコールの過剰摂取は、脂肪肝だけでなく、アルコール性肝炎や肝硬変などの肝疾患のリスクも高めます。肝機能の数値に異常が見られた場合は、断酒するか、少なくとも飲酒量を大幅に減らすことが賢明です。

とはいえ、どうしてもお酒を飲みたい方もいるでしょう。肝臓は守りたいけど、どうしてもお酒をやめたくない、という方は、せめて上手にお酒と付き合うルールを設定していただければと思います。

大前提として「量を減らす」のが一番大切ですが、それ以外で私たちが絶対にやめてほしいと思うお酒の飲み方を5つ紹介します。

【その1 ノンアルコール飲料をチェイサーにする】

お酒ばかりを続けて飲まずに、水などのチェイサーを挟みながら飲む。これだけなら、非常によいことなのですが、チェイサーをノンアルコールビールのようなノンアルコール飲料にしてはいけません。

なぜなら、それらの商品に含まれる人工甘味料や苦味料、カラメル色素などは、肝臓に対して大きなダメージを与える可能性があるからです。
アルコールという毒素を避けて、その他の毒素を飲むようでは本末転倒です。チェイサーは、水や砂糖不使用のコーヒーやお茶、無添加のノンアルコール飲料にしてください。

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