iPhoneの「カメラ」が17年間も進化を続ける背景 初代カメラの画素数はたったの200万画素だった
2015年登場のiPhone 6sで、ついにカメラの画素数は1200万画素になった。以来、基本的にはiPhone写真のカメラ画素数は1200万画素で保存される。
iPhone 14 Pro Max以降はメインカメラに4800万画素のセンサーを搭載する。ただし、そのセンサーは暗所性能に用いるもので、初期設定で保存される画像は1200万画素となっている。Android端末はより高い画素数を売りにしたモデルもあるが、アップルは、一般的な用途では1200万画素あれば十分だと考えているのだろう。
iPhoneの進化は画質だけじゃない
iPhone 7の大型版、iPhone 7 Plusには、標準の28mm相当F1.8のレンズに加え、望遠の56mm相当F2.2のレンズが搭載された。2つのレンズは選択式ではなく、iPhoneのディスプレイ上でピンチアウトすると、適切な画角で自動的に切り替わるという、今に続く操作方法を実現していた。
ここまで画質を中心に追ってきたが、世代を追うごとに、さまざまな撮影機能が追加されたことも見逃してはならない。動画が撮れるようになったのはiPhone 3GSから、インカメラが設けられたのは前述の通りiPhone 4からだが、それだけではない。
iPhone 5からパノラマ撮影、iPhone 5sからはバーストモード(連写機能)を追加。iPhone 6からは長時間撮影を短く見せるタイムラプスや、スローモーション、iPhone 6sから写真の前後3秒を記録するLive Photos、そして最大30fpsの4K動画、光学手ブレ補正も搭載。iPhone 7 Plusからは望遠レンズの切り替え機能、ポートレートモードなどが追加されている。
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