「推し」の素晴らしさをSNSで発信、何がいいのか 「ただの消費行動」にあらず 「推し」で広がる世界

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

これは私の一例にすぎませんが、推しっていろんなことがあるじゃないですか。私が経験したように、退団や卒業がいきなりやってくることがある。スキャンダルを起こしてしまうこともあるかもしれない。世間をざわつかせる騒ぎを起こすことがあるかもしれません(縁起でもないですが)。

そんなとき、世間や他人の声に惑わされず、自分の推しに対する想いを言葉にすることができたら、推しに対する大切なものを見逃さずにすむはずです。

その大切なものは、人によって異なりますが。むやみやたらに他人の言葉に影響されて、自分の想いを見失うことはなくなります。

何度でも言いますが、他人の感情なんて、基本的には「推し」と「自分」の間において、なんの関係もないじゃないですか?

SNSで推しの素晴らしさを伝える文章を書くコツは、大量に流れてくる自分以外の人が発した言葉たちから、いかに自分の言葉を守れるか、なのです。

他人の言葉は自分に伝染させない

私たちは自覚している以上に、普段触れている言葉から影響を受けます。
たとえば「日本の未来はダメだ!」と言われたら、日本という大きな次元の話をしているのに、なぜか自分の未来までダメになったような気がしてしまう。

誰かさんの不倫なんてどうでもいいと思っていたのに、浮気を派手に叩く言葉をずっと見ていると、不倫が許せなくなってしまう。

私たちは知らず知らずのうちに、普段摂取している言葉の影響をどうしても受けてしまう。

人間は言葉によってコミュニケーションする生き物だからこそ、何回も同じ言葉と接するだけで、自分に向けられた言葉だと勘違いしてしまう。そんなところがあります。

推しについての言葉も同様です。

SNSで友人がすごく好きなアイドルについて書いていたら、なんとなくそのアイドルが好ましく思えてきたりしませんか?

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事