腰痛はうつ病の兆候か?--メンタルヘルス問題が腰痛を引き起こす可能性も


松平医師によると、「習慣性のある腰痛になった社員たちの中には、出世や競争を放棄して、気楽に生きようとする者が出てくる」と言う。モチベーションの放棄、「疾病利得」(松平浩医師)といわれる現象である。

大企業などでは、腰痛でクビを切られるわけではないから、腰痛を理由に頻繁に休むケースなどもないではない。これはうつ病でも、まったく同じ現象が見られる。

企業としては、腰痛やうつ病を「さぼり病」「ぜいたく病」と片付け、そうした社員たちを閑職に配置して、問題を処理してきた。いわば、社員たちの「疾病利得」を追認するような問題処理法にほかならない。

しかし、今ではメンタルな病が多発し、「さぼり病」「ぜいたく病」という片付け方は、問題の先送りにすぎないことがようやく認識されている。企業が、社員たちのメンタルな病の解決に本気で取り組まなければならない局面に来ていることだけは、間違いない。

(東洋経済HRオンライン編集部)

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