日経平均一転上昇、前場終値1万8744円に 全面安から急速に切り返し204円高
[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比204円22銭高の1万8744円90銭となり6日ぶりに反発した。
朝方は欧米株の大幅安に加え、外為市場での急速な円高進行が懸念され、幅広い銘柄に売りが先行。取引時間中としては2月17日以来約半年ぶりに1万8000円の節目を割り込んだ。下げ幅は一時800円に迫る場面もあったが、大幅安で始まった上海総合指数<.SSEC>が下げ渋る動きとなったほか、ドル/円相場が上昇したことで先物や主力輸出株に買い戻しの動きが広がりプラスに転じた。前場の値動きは上下1000円超の乱高下。東証1部売買代金は2.6兆円の大商いとなった。
市場では「アルゴ系の売買が活発化してボラティリティが高いものの、日米のファンダメンタルズは悪くない。リスクオフで現金化したポジションを再度安全な先進国市場に振り向ける動きが出そうだ」(中銀証券本店営業部次長の中島肇氏)との見方もある。
東証1部騰落数は、値上がり1102銘柄に対し、値下がりが700銘柄、変わらずが90銘柄だった。
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