895円安の日経平均、今後のポイントは何か

世界同時株安はいつになったら止まる?

参院で答弁する安倍首相。株価急落は「アベノミクス」に批判的な勢力を勢いづかせる。今後なんらかの「株価対策」はあるのか(写真:共同通信)

世界同時株安はどこで止まるのか。世界の株式市場は、中国景気への懸念から全面安が続いている。先週末21日のダウ平均株価は前日比531ドルも下げ、1万6459ドルとなったが、この下落幅は過去9番目の大きさだ。これを受けて週明け24日の東京株式市場も大荒れとなり、日経平均株価の終値は前週末比895円安の1万8540円となった。

「日本株だけは堅調」神話の崩壊

24日の日経平均株価の下落幅は、下落幅で言えば過去20位にも入らない。だが、2012年末にアベノミクス相場がスタートしてからでは過去2番目となる。潮目が変わった可能性もあり、これまでの政策への批判が強まるだけでなく、2017年に予定されている消費再増税へ反対の声が強まる可能性もある。

日経平均があっさり1万9000円の大台を割り込んだことで、相場は新たな局面に入った可能性が高まっている。

世界の株式市場の中で比較的値持ちの良かった日本株だったが、先行して下げていた欧州株・米国株が重要な節目とされる200日移動平均線を軒並み割り込んでいたことを考慮すれば、日本株だけが堅調に推移するというのも無理があったといえる。

市場では、「日本株は下げすぎ」、「PER(株価収益率)などから見れば割安」との声も聞かれる。

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