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政治・経済・投資 #野口悠紀雄の「震災復興とグローバル経済」

(第24回)トヨタを頂点とする巨大企業集団の構造

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このように、これら各社の大株主の構成は非常に似ている。3割程度をトヨタが持ち、従業員持ち株会と金融機関で過半を支配するという構造だ。したがって、実質的な意思決定はトヨタ自動車に握られているといえよう。

前で見た企業は、成立がトヨタ自動車と密接に関係しているが、そうでない企業もある。

自動車用照明部品を供給する小糸製作所は、トヨタグループの一員と考えられているが、成立と成長の過程は、トヨタ自動車とは直接に関連していない。また、株式保有者の構成を見ても、トヨタ自動車が20%、パナソニックが5・32%となっており、右で見た企業とは異なる(信託、金融機関を合わせた上位10株主で52・89%になる)。

レベル2企業の平均年収は600万円台のところが多い。製造業の平均に比べればもちろん高いが、デンソーを除けば、トヨタ自動車連結の平均年収より100万円程度低くなっている。

さらに系列会社の関係会社が多く存在

レベル2の企業は、各々が関係会社を持っている。これらを便宜上「レベル3」と呼ぼう。

デンソーは、保有比率が100%あるいは非常に高い子会社を50社程度、その他120社を超える子会社を保有している。それに加え20社近くの持分法適用会社がある。従業員は、連結で12・3万人、単独で3・8万人である。連結の従業員数が単独の3倍程度になるのは、トヨタ自動車の場合と似た構造だ。

アイシン精機は、多数の関連企業を持っている。150社以上のグループ会社を持ち、子会社であるアイシン・エィ・ダブリュは、アイシン精機と売上高・社員数共にほぼ変わらない規模まで成長している。

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