【産業天気図・証券業(ネット専業)】相場低迷で減益へ。夜間市場開設の動きも

株価の上昇で尻上がりに業績が回復した前06年3月期と打って変わり、今07年3月期は相場低迷がネット証券各社の業績を直撃している。
 対面証券と異なり、株式委託手数料が中心的な収益というビジネスモデルであるため、売買代金の低迷がそのまま業績を直撃する脆弱な構造を持つ。野村ホールディングス<8604.東証>系のネット専業証券・ジョインベスト証券の参入などもあり、SBIイー・トレード証券<8701.ジャスダック>が6月から始めた手数料引き下げキャンペーン終了後も手数料を大幅に引き下げるなど、手数料率競争もまだ続いている。現状の相場が続けば、前期の好決算と比較すると、各社とも減益は避けられない見通しだ。ただ、過去の利益水準と比較すれば、まだまだ高い利益を出しているとも言えなくもない。
 今後焦点となる興味深い動きも出始めている。カブドットコム証券<8703.東証>が9月15日から開始した私設取引システム(PTS)による夜間取引市場だ。378円の手数料を設定し、同証券での口座開設数の増加という相乗効果も狙っている。
【山田徹也記者】


(株)東洋経済新報社 会社四季報速報プラス編集部

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • インフレが日本を救う
  • 会社を変える人材開発の極意
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ニセコ 熱狂リゾートの実像<br>開発に翻弄される小さな北の町

「パウダースノー」を求め、北海道のニセコに殺到する外国人客。その数は住民約2万人の14倍にも及びます。観光ばかりでなく、別荘が建ち不動産投資も活発化しましたが、地価高騰やインフラ整備負担による財政圧迫の問題も出ています。活況と苦悩の両面に迫りました。