丸亀製麺がハワイで圧倒的に稼ぎまくる理由 日本のどの店よりも売り上げが大きい
世界中から観光客が集まるハワイのワイキキは、グルメも激戦だ。最近ではパンケーキが人気だが、ロコモコやハワイアンハンバーガーといった地元のグルメも充実している。そんな激戦区にある丸亀製麺ワイキキ店に到着すると、店の前は大行列。取材時には50人を超える人が空席を待って列を成していた。多くは観光客のようで国籍はカナダ、米国、アイルランド、オーストラリアなどバラバラ。「欧米系」が多い印象を受けた。日本人はわずか1割程度だった。
「なぜこのお店を選んだのか?」
数人のお客に聞いてみた。すると多くの人から聞けたのが「イェルプを見た」という答え。イェルプはアメリカで人気の口コミサイト。日本でいう「食べログ」のようなネットサービスだ。そんなイェルプで、丸亀製麺ワイキキ店はほとんどの人が、満点の5つ星を付けるという高評価を得ている。
「イェルプ」では満点の5つ星を獲得
「日本のうどんは、とてもおいしいわね!」
「丸亀を愛してます!行列は長いけど、十分並ぶ価値はあるわ」
「サービスが早くて、しかもおいしい!天ぷらは最高だったわ」
この口コミを見て、お客を呼び、さらに口コミが増えていくという流れのようだ。
そんな丸亀製麺ワイキキ店で人気なのが、日本でも定番の天ぷら。うどんと一緒にセルフ方式で好きなものを選べる仕組みになっていて、調味料も塩、チリペッパー、七味とうがらしに天ダレ、トンカツソース、ケチャップなどと豊富だ。
これを欧米系が多いハワイの観光客は、とにかく食べる。たとえば、ジャマイカ出身の女性はエビ天6本、アスパラの天ぷら3本、かぼちゃ天1本、フライドチキン2個を、一挙に頼み、ケチャップをたっぷりかけていた。うどんを頼まず、てんぷらだけを食べるお客も少なくないようだ。
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