部活動に熱心でも「東大受かる子」合格を掴む秘訣 高3まで部活動に励んで、東大合格した例も

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いかがでしょうか?「部活動も、勉強も、と考えるのではなく、竹馬だと思って考える」という話でしたね。

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最近では学校によって、「文武両道」を違う言葉で言い換えているケースもあるようです。

例えば「文武両道」を、「文武不岐」と表現するのです。「不岐」とは、「分岐していない」という意味です。勉強とスポーツが2つの道で分かれているのではなく、同じ道にあるんだよ、という意味ですね。

たしかに、勉強とスポーツは、お互いにいい影響を与えています。身体が適度にほぐれていたほうが集中力が上がることもありますし、スポーツをしていても頭を使って分析したり、改善方法を考えることもあるでしょう。

メンタルを安定させることにもつながる

東大生の中には、スポーツの練習メニューと勉強の計画を、両方とも手帳に書いて管理していた人がいます。スポーツ面では、今日の練習がどうだったのか、どこがダメでどのように改善すればいいのかが明確になるのと同時に、勉強面でも、なぜ解けなかったのか、次はどのようにすればミスをなくすことができるのか、を考えることができます。勉強でもスポーツでも同じことをやっていたという点で、まさに「文武不岐」だと言えると思います。

また、片方がうまくいかないときには、片方に逃げることもできます。「勉強がうまくいっていないけれど、部活はうまくいっているな」「部活でヘマしちゃったけど、今日は勉強の調子がいいぞ」と、片方がダメなときでも、もう片方がうまくいっていると、精神的に安定することがあるのです。逆に1つにだけ依存している状態だと、うまくいかなくなったときに、メンタルに影響してしまうこともあります。

部活も勉強も、と分けて考えるのではなく、両方ともつながっているという考え方を、みなさんにもぜひ徹底してもらえればと思います。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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