イギリス政府、RBS株の売却を開始

7年間の保有に区切り

8月3日、英政府は大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の株式売却を開始した。政府は先の金融危機でRBSを救済して以降、7年にわたり株式を保有しており、今回の売却は一つの区切りとなる。写真は5月27日、チューリヒで(2015年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[ロンドン 3日 ロイター] - 英政府は3日、大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>の株式売却を開始した。政府は先の金融危機でRBSを救済して以降、7年にわたり株式を保有しており、今回の売却は一つの区切りとなる。

政府のRBS株を保有管理するUKフィナンシャル・インベストメンツによると、初回の売却額は20億ポンド(31億ドル)。売却株式数は約6億株で同行の5.2%に相当する。主幹事によるとプライシングは1株330ペンスで、3日終値を2.3%下回る。

英政府は先の金融危機時に458億ポンドの公的資金を注入してRBSを救済、78%の株式を取得した。当時の取得額は1株平均502ペンスで、政府は足元150億ポンドの含み損を抱えているが、損失覚悟で売却を開始する。今回の売却で出資比率は73.2%に低下する。

主幹事によると、すでに全株式の売却に見合う注文を確保したという。売却は翌4日の市場での取引開始前までに完了する予定。

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