統合基幹業務システムからインメモリデータベースへ--震災後も高成長が続くSAP日本法人・安斎富太郎新社長に聞く

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 大企業との連携によって必要性が生じたり、パッケージの便利さが認識されるなど、中堅企業の間でも当社製品の需要は高まりつつあり、ここ1年で1.5倍になっている。いろいろなパートナーと組むことで、さらに伸ばしていきたい。

--人材育成についての考えは。

営業の基本的な質の向上、グローバルな視野、チームワークの3点を主眼に、さまざまな研修を行っている。特に個人ではなく全体を考えられる人材の育成が重要だ。まずは核となる人材をピンポイントで、そしてそこから共鳴を作っていく。人間的な成熟度を高め、将来は生え抜きのトップが生まれるような基盤を作りたい。


あんざい・とみたろう
 1981年慶應義塾大学経済学部卒、日本IBM入社、97年米国IBM本社勤務後、2000年から日本IBM公共・公益・通信・メディアサービス事業部長、07年7月デル株式会社(Dell日本法人)入社、執行役員営業統括本部長等歴任、11年1月SAPジャパン入社、8月15日より現職。

(聞き手:小長 洋子 撮影:梅谷秀司 =東洋経済オンライン)

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