息切れ?再成長?パズドラの未来はどっちだ

マルチプレー機能などでテコ入れを実施

積極的なアップデートで、ユーザーを離さないガンホーの森下社長(左)(写真はパズドラ2周年を迎えた2014年の会見)

これで4四半期連続、前年同期を下回った。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが7月29日に発表した2015年1~6月期決算は、売上高は前年同期比12.7%減の823億円、営業利益は同22.9%減の414億円となったのだ。

減退の要因は、売り上げのおよそ9割を占めるスマートフォンゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の課金率の低下にほかならない。大きく落ち込んだ6月を底にして、若干上向く見通しながらも、7月の月次売上高は110億円(前年同期比24.1%減)の見通しに沈んだままだ。

リリースから4年を迎えたパズドラの人気もピークを過ぎ、下降局面に入っているように見える。しかし決算説明会で森下一喜社長は、「最重要視しているアクティブユーザーは、高水準で推移している」と強調した。確かに月1回以上、ゲームにログインする利用者は業績ほど大きく落ち込んでいない。大幅な減収減益の背景にあるのは、「新たなアップデートを開発中のため、4~7月はすることがなくて(ユーザーの)息が詰まっている」(森下社長)ことだ。

アップデートにCM、次々とテコ入れ

回復に向けて進めているのが、下期に実施する複数回のアップデートだ。新機能や新モンスターを追加して購買意欲をくすぐるほか、2人で協力しながら遊べるマルチプレイ機能を導入して活性化を狙う。アップデートは夏休みシーズンから年末年始にかけて順次行う予定で、これに伴いテレビCMをはじめとする広告宣伝費も投じる方針だ。休眠ユーザーの掘り起こしも進め、利用者を維持する狙いがある。

このほか新作スマホゲームの投入も控え、既存ゲームの「ディバインゲート」はアニメ化が決定するなど話題には事欠かない。

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