大学を卒業してからは就職し、転職を経て27歳のときにパワーリフティング専門のジムを開き、現在もサラリーマンをしながらジムを経営している山下さん。
パワーリフティングの中でも、ベンチプレスに特化して練習を続けた結果、2022年には世界ベンチプレス選手権大会で優勝し、悲願だった世界チャンピオンになりました。
高校浪人があったからこそ得られたもの
波乱万丈の人生を送り、再入学で巡り合った競技でいちばんになった彼は今改めて、浪人の経験の大きさを噛み締めています。
「再入学した高校で、パワーリフティング・ベンチプレス競技に出会えたことで、人生がとても華やかになりました。高校を退学してすぐ就職していたら、大学まで行って、大学を出て就職してからもこの競技を続けることはありませんでした。
それに高校浪人の期間があったからこそ、支えてくださる方々に感謝できるようになりましたし、勉強や仕事やスポーツなどいろんなことを頑張ろうと思えるようにもなり、人生を本気にさせてくれました。だから、今悩んでいる方、勉強で行き詰まっている方も、やり直しはできると思います。人生は一回きりですが、いくらでも取り返しがつくものだと伝えたいです」
高校浪人という多くの人が経験しない挫折を経験し、それを乗り越えたからこそ、彼は今、自分の人生を輝かせることができているのだと思いました。
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