ゴディバのチョコは「冷たく飲む」が新定番 敵はスタバのフラペチーノ?
「実は、このドリンク1杯の中に、BbyB.のチョコレートがまるごと3個入っています。ドリンクをきっかけに、チョコレートそのものに興味を持って下さり、購入して帰られる方もいらっしゃいます」(熊谷さん)
LAの人気ブランドもInstagramableな商品を発売
「昨年は前年比200%の日がありました。今年はリピーターも増え、販売初日から手応えがあります」コンパーテス・ジャパンの西村友希さんは、こう明かす。
ロサンゼルス・サンタモニカ近郊に本店を構え、ハリウッドセレブにもファンが多い高級チョコレート専門店「コンパーテス ショコラティエ」は、東京・青山店、京橋の東京スクエアガーデン内にある関連レストラン「グラムズカフェ ロサンゼルス」の2店限定で、オリジナルフローズンチョコレートドリンク「ラブフローズン」を夏季限定販売している。
湿度が高く蒸し暑い日本の夏は、ロサンゼルス以上に、チョコレートの売り上げに影響がある。そこで、日本の気候にあう商品として冷たいフローズンドリンクが開発されたのだ。
ブランドのアイコンであるスカル模様がクール。「Instagramable(インスタグラマブル)な商品なので、情報がSNSを通じて拡散するのです。」と、ブランドPR担当の金瑞瑛さんは話す。
Instagramable=Instagram(スマホで撮影した写真に特化したSNS) + able(適する)という造語で、Instagramに載せたくなる、という意味がある。
「ラブフローズン」は思わずSNSにアップしたくなる商品であることも、人気が広がった理由のひとつ。筆者も、この商品をスマホで撮影、SNSに投稿したことがある。
「特に、青山店近隣にお勤めの方、お住まいの方に認知度が上がってきたことを実感しています」。西村さんは話す。これ以外にも、辻口博啓氏によるチョコレート専門店「ル ショコラ ドゥ アッシュ」でも3種のフローズンチョコレートドリンク「ミクサージュ」を販売している。
フランスの老舗チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」でもフローズンチョコレートドリンク「フラッペ ショコラ」が好評、「ピエール マルコリーニ」はカカオ豆からこだわったチョコレートの本格的な味わいを表現。すべて夏季限定販売で、夏のヒット商品となっている。
クリスマスやバレンタインに比べるとチョコレートが注目されないイメージの夏だからこそ、チョコレート専門店は、夏にベストなチョコレートのスタイルを追求し、提供している。高級店に立ち寄るきっかけにもなり、意外にもコーヒーチェーン店で販売されているドリンクと変わらない価格で、本格的な味を楽しめるのだ。この夏は、チョコレートをひんやりと冷たいフローズンドリンクで楽しんでみてはいかがだろう。
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